98年2月27日未明(3時ごろ)、パナマやベネズエラなどで見られる皆既日食、太陽が月に完全に隠される現象が起こりました。
インターネットでは、Live!Eclipse'98というページで、皆既日食中継が行われていました。
次に、日食が見られるのは、8月22日にインドネシアなどで起こりますが、
金環日食といい、月が太陽を完全に隠せない状態にしかならない日食で、
皆既日食が今度起こるのは、99年の8月11日のヨーロッパ日食となります。
ちなみに、日本で見られるのは、2012年です・・・(ただし、金環日食)。
下の画像は、Live!Eclipse 98の画像を貼り付けたものです。
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皆既日食中に、太陽の周りを白くしているものは、「コロナ」と呼ばれるもので、
太陽の表面よりも高い100万℃の温度を持ちます。(太陽の表面温度は6000℃、
黒点は4000℃くらいといいますから、相当高い温度ということになります)
また、コロナは、皆既日食のときしか、見ることが出来ない、淡い光を放っています。
で、そのコロナの量(太陽からどれだけたくさん外に光が出ているか)を見ると、
その時の、太陽活動の活発さが分かるわけです。
今は、周期的に、太陽活動が活発でない(黒点が少ない)ので、
あまり、コロナは、大きくなかったはずですが。