天文ニュース
新聞やテレビ、天文雑誌などで集めた、天文関連ニュースをお伝えします。
ちょっと古い
ニュース(2000年夏以前)
▲ニート彗星が日本の空に
2004年5月14日
▲2001/10/8:土星食
北日本では月が土星に食われるという「土星食」が4年ぶりに日本で見られた。
それ以外の地域では、左の写真のように、肉眼では分解することが出来ないほど、
月と土星がすごく接近しているのが見られた。
土星と言えば、あの輪っかがあることで有名で、望遠鏡でその様子を見れば、
とても見栄えのいい食であった。
▲21世紀初の肉眼彗星は6月?
今年末くらいに肉眼流星か?といわれていましたが、うまくいくと6月末にでも肉眼で彗星が
見られるかもしれない。そのほうき星は、リニア彗星。実は今年末に見られる?といわれているのも
同じ名前である。今は日本では見られないが6月末には明け方の東の空に見られる。
5月中旬時点で約5等級となっていてまた分裂、6月中旬頃には3等級前半となった。
現在は4〜5等級くらいか。
▲史上初、宇宙観光旅行が現実に
2001年宇宙観光の旅が現実となった。4月28日から8日間、元NASAの実業家デニス・チトーさんが
ロシアに24億円あまりを支払い、ロシアの宇宙船を使って国際宇宙ステーションへの旅行を楽しんだ。
NASAは直前まで難色を示していて、今でも批判している。今後、お金を払って宇宙へ行く人も
出てくるだろうが、ロシアも2年くらいはできない、と話しており、次の宇宙旅行者(今の時点では、
タイタニックのキャメロン監督という説が強い)はしばらく待たされそうである。
宇宙ステーションも完成しきちんと安全を確認してからでないと、タイタニックのように沈没して
しまうかもしれませんし(どこへ沈没?)。
▲6人目の日本人は野口さん
宇宙飛行士として訓練を受けている野口聡一さんが、2002年7月にスペースシャトルに乗り込み、
国際宇宙ステーションの建設に携わることが決まった。
ここ最近は、毛利さんや若田さんなど2回目の飛行が多かったが、久々にはじめて宇宙飛行をする
日本人が増えることとなった。
▲宇宙ステーション「ミール」沈没。
ロシアが運用して、秋山豊寛さんが日本人として初めて宇宙に行ったときに滞在した
宇宙ステーション「ミール」が、3月23日午後3時頃に南太平洋に落ちた。
このミールは137トンもあり、大気圏に突入させて燃やしたが、全部が燃え尽きずに
燃えながらフィジーなど南の島の上空を通過して行った。
ちなみに、日本のX線天文衛星「あすか」も活発な太陽活動にやられ回復しないために
3月2日に大気圏に突入させて使命を終えた。
▲土星も木星もこんなに子供がいたの?
土星や木星や天王星には、地球で言う月にあたる衛星がたくさん周りを回っているが、
2000年末に、土星に今のところ合わせて11個の衛星が見つかっている。
まだまだ増える気配もあるが、今のところで合計29個の太陽系内で文句なしの最多衛星保有惑星に
踊り出ている。
その後、木星にも10個の新衛星が見つかったと発表され、木星も合計28個に。
天王星が21個で土星の次に多いが、木星と土星の衛星数争いは、
これからも活発化していきそうである。
次は地球に2個目の衛星を期待します。(うそ)
▲2001年末、彗星が肉眼で見られるか
2000年12月16日に見つかった彗星が、年末あたりに5000万キロまで近づき、
約4等星くらいの明るさになる、といわれている。
またその後、日本では見られないが、南半球では3等星台あたりまで増光すると
いわれており、21世紀初の肉眼彗星になるのでは、と期待がよせられている
▲宇都宮―ジョーンズ彗星
日本人の名前がつくのとしては3年ぶりとなる彗星の発見が2000年11月にあった。
これは、熊本県阿蘇郡南小国町の宇都宮章吾さんによるもので、
3年前も宇都宮さんの発見した彗星だった。
この彗星は日本では観測が難しかったが、12月中旬に双眼鏡でも楽しめたという。
▲2000年のしし群は予想通り
2000年11月17日のしし座流星群は、イギリスのアッシャー博士の予想通り、
小規模なピークまでも予想時刻をほとんどぴたりと当てた。
今年はそんなに量は多くないだろうと予想されていたとおり、
日本でも多くて30個程度にとどまったが、
アッシャー博士によると、2001年のしし群は日本上空で流星嵐が…という予想も出ており、
期待もどんどん膨らむ余韻を残してくれた2000年のしし群だった。
若田光一さん、宇宙へ!
2回目の若田宇宙飛行士のミッションは、日本人初の国際宇宙ステーション組み立てミッションを
担当するため、2000年10月12日午前8時17分にスペースシャトル
ディスカバリー号で打ち上がり、同25日午前5時59分に無事帰還した。
いろいろ故障したりする中で若田さんは、ロボットアームを使い、国際宇宙ステーションに、
Z1トラス、PMA3を無事取り付けて12日と21時間43分の宇宙飛行を終えた。
国際宇宙ステーションが最終的に出来るのは2006年4月になりそうだが、
11月から、ロシアのソユーズに乗った宇宙飛行士が、長期滞在し、そのあと
スペースシャトルアトランティス号も応援に行っている。
H2ロケットは計画をストップし、H2Aロケットが急ピッチで開発を進めております。
使い捨ての部分が大きい日本版シャトルHOPE−Xの計画も凍結されました。―
宇宙開発事業団
天文雑誌のスカイウォッチャーは8月5日で休刊、代わりに11月5日から「星ナビ」が発刊へ。
→Astro Arts
さそり座のδ星が急に増光しました。
通常なら2.3等星の星が、1.8等星くらいまで明るくなり、
さそりのS字型のつけねのこの星は、さそり座のイメージを変えるような感じになりました。
7月末〜8月。
リニア彗星は、目で見えるかもといわれていましたが、結局6等星あたりにしかならず、
7月28日には爆発し、消失していきました。
人生最長の皆既月食終了!
今世紀最後で最長という皆既月食が7月16日21時前〜17日1時前まで起こった。
北海道や山陽地方・九州北部で天気が悪かったようだが、ほとんどの地域で、
この怪奇(?)現象が見られた。
皆既月食(月のすべてが地球の影に入っている)の状態が1時間47分も続いたが、こんなに長いのは、
江戸時代以来で、これを抜かす月食は、3787年までないといわれており、僕達が生きている中では
間違えなく一番長い皆既月食となった。
3年前に皆既月食があったが、台風の影響で見られた方が少ないため、
7年前の皆既月食以来の久々の日本での皆既月食となった。
その7年前よりかは皆既中の月は、明るい赤銅色をしていたが、
赤い濃淡が時間によって移り変わっていく姿は見ごたえ十分だった。
一番色の最大の23時前頃には、そうとうな”暗い満月”が空に浮かんでいた。
天体写真館「月」に2枚写真追加。
太陽活動がむちゃ活発!
2000年の春、11年で一番の活発な太陽が見られている。
何をみりゃ一番活発か?ってわかるかといえば、そりゃもう、太陽を見てみてください(注:
そのまま見ないように)。望遠鏡にサングラス(注:望遠鏡付属のサングラスです)をつけて
見てみてください。うようよとした黒点の嵐です。黒点だらけ。
ねずみの食べた後のような黒いものがたくさん太陽面上に見られます。
夕日を見て黒点を見たという人の話もいくつかから聞くほどの大きさの黒点も時々見える
(注:でも夕日であってもあんまり見ないように。見るなら肉眼、っていうか遮光板で)。
黒点は、周りより温度が低いからそう見えるといわれているが、磁場の発生源。
強い磁場や、フレア(大爆発)、太陽嵐などにより、人工衛星に影響を及ぼしたり、
停電まで引き起こしたりしている。
でも、そんな悪いことばかりではない。いまなら、すばらしいオーロラが見られるはず。
太陽風が強いと、オーロラがとてもきれいなので、行くなら今!そう、アラスカ、シベリア、カナダへGO!?
といわなくても、4月7日に、北海道でもオーロラが見えたとか。えらいこっちゃ。
(その後も何度か北海道陸別町で観測されています)
毛利さん、無事帰還!
2回目の宇宙飛行となる毛利衛さん(52)が、日本時間2月12日午前2時43分に
アメリカのケネディー宇宙センターから飛び立ち、任務を終え、
2月23日午前8時に無事着陸した。
今回は、日本の4中学校(高知県伊野町・富山県富山市・茨城県つくば市・大阪府交野市)
がEarthKAMと題し、シャトルのカメラを操作し、地球を写し、
理科や社会科分野のテーマでの研究を行ったり、
また、SRTMというレーダーを使った精密な世界地図(立体的)を作るための作業を
完璧に仕上げた。
宇宙から見た地球環境の変化に毛利さんも環境破壊の現状を見たようで、
海の汚染などが目立ったそうです。きれいな青い惑星が汚れていくのが
宇宙から目で見えてしまうなんて、嫌ですね。
ミレニアム龍年の最初のりゅう座流星群。
でも、去年より、あまり多くはなかったかな?という印象はうけました。
でも、1月4日深夜〜5日にかけてが1時間で30個程度は見られました。
やはり、予想が、1月4日の日本時間で昼間だったからか、
あまりパッとしませんでした。1月3日の深夜(4日の明け方)のほうが多かったような
気はしましたが…。
99年も多かった、ふたご座流星群。
毎年、しし座流星群にも劣らず!?活発な活動を見せてくれるふたご座流星群。
一晩中見られるのが特徴である。
99年も12月14日に活発な活動を見せ、1時間に60個を越す活動を見せてくれた。
多いところでは1時間に150の流星を見たと言う報告も。
月もほとんどなくいい条件で見られた人も多いと思う。
三大流星群の一つなので、2000年からも目が離せない。
火星についたとたんに交信断絶。
NASAが1999年1月4日に打ち上げた火星探査機「マーズ・ポーラー・ランダー」が、
12月4日に火星の表面に到達したもようだが、火星の大気圏に入った時の交信断絶から立ち直らず、
着陸に失敗したと思われる。
この火星探査機では、着陸前に、2機の小型探査機を分離させ、火星表面に突き刺し
数十cm〜1mくらいの深さにもぐらせ、火星の気候の変化や水分を調査する予定だったが、
この2機からの電波も届いていない。
火星に探査機を送りまくっているNASA、いつかは火星へ有人飛行をと思っているNASAにとって、
あまりに痛い失敗だったと言えるだろう。
ちなみに、NASAのハッブル宇宙望遠鏡、今、壊れています。
天文ファンのミマスさんの星空音楽グループ「アクアマリン」が、
11月21日にファーストアルバムを発売した(CWCA-8、3150円)。
このアルバム「Tales of Stars」は、1曲目が暮れて行く街で最後には夜明けになっていく作り。
中でも「冬空のジュエル」は、11月17日のことを歌った曲で、TOKYO‐FMの11月ブランニューソング、
そしてしし座流星群高校生同時観測のテーマソングにもなっている。
この歌詞をみると、しし座流星群の構造が分かるかも。(笑)
10曲目のメモリアルトラックには、デビューシングルのCOSMOSの大合唱が入っている。
これは、感動します。
11月15日夕方にH2ロケットが打ち上げられた。
今回は、1台の衛星で2個の役割―航空管制・気象衛星をすることになっており、
コスト削減衛星で注目されていた。
しかし、H2ロケットのエンジンが突然ストップし、ロケットの管制が出来なくなったために、
地上からの指令で、ロケットを爆破し、太平洋上に落下させた。
日本の宇宙開発史上に衝撃が走った…。
7月28日PM8時34分ごろ、満月が半分くらいかける
部分月食が、日本全国で見られた。
ただ、台風の影響で、東海より西の地方は、なかなか見られなかった。
時間帯としては、とても子供にも見やすい時間で、たくさんの人が、2時間の満月がかける瞬間を
あじわったようだ。次の月食は、来年7月16日に皆既月食が見られる。
どんどん、宇宙ステーション。
98年11月にロシアで打ち上げられたのから始まって、どんどん、宇宙ステーションが
建設されております。2004年11月に完成する予定ですが、
アメリカの二個目の組み立て(STS-96)が、日本時間99年5月27日
午後7時49分42秒に打ち上げられたシャトルで5月29日に行われました。
宇宙遊泳をしながら、アームを取りつけるということです。
(シャトルは、日本時間99年6月6日午後3時3分39秒に着陸しました)
日本の実験モジュール「きぼう」は、2002年から組み立てです。
ちなみに、2000年の10月以降に若田宇宙飛行士がシャトルに搭乗する予定。
ハワイの日本の望遠鏡「すばる」の本が出版!
8年の歳月をかけてハワイのマウナケア山の山頂に出来た日本の8m望遠鏡「すばる」の
ファーストライトをしてから今までのいろんな映像を含む本(CD‐ROM付)が、もう
出版されることになった。
「すばる」は、8.2mの鏡を持ち、1枚鏡としては世界一。また、精度も世界一を誇る。
というこの望遠鏡で見た映像は、皆さんもいろんな所でもう目にしているだろう。
その天体の映像や、すばる望遠鏡自体の写真、天文台の取材記やCGによる望遠鏡本体、
データなどとともに、付属のCD‐ROMではオリジナルの画像やムービーが収録。
星空やすばるの資料などをリアルに再現されているという。
この本は、「すばるが見た大宇宙」で、天文ファンにはおなじみの沼澤茂美さん著作。
海部宣男・ハワイ観測所所長も文章を寄せている。
出版は(株)人類文化社よりで、定価は3000円(Without Tax)。
あなたの手元で、世界一の宇宙の映像を見ませんか?
あのミールが、2000年沈没…
ロシアがソ連時代から「宇宙ステーション」としてやってきた、「ミール」の運用が苦しくなった。
だれもスポンサーについてくれないという。その中で、今のロシアの経済状態。
たしかに、ミールを運営するのは、過酷な状態なようだ。
そこで、2000年の3月頃に、太平洋に落下させて、消滅させるという計画がほぼ決まった。
現在、3人のっているが、8月には地球に戻り、それから、無人状態でスポンサー探しを
行うが、その見通しは立っておらず、このままでは、いつどこに落下するかわからないし、
また、宇宙のゴミとなるのも大きすぎる。
ということで、「ミール」は、太平洋へ落下させて、沈める計画を行うことになりそうだ。
日本人初、宇宙へ行ったTBSの秋山さんが乗ったのが、そのミール。
その思い出が、太平洋に消えて行くのは、秋山さんにとってもつらいだろう…。
宇宙の年齢は、120〜135億年。
ここ数年、宇宙の年齢は80億年とか、けっこう若い年齢という説がでていた。
が、実際、120億年の天体が存在する。この矛盾にずっと挑んで来たNASAのハッブル宇宙望遠鏡の結果や
電波観測などの結果などから総合して、120億年・135億年(以上国際天文学チーム)
・134億年(オーストラリアの博士)という結果が、はじきだされた。
もちろん、はっきりと決まったわけではないが、「宇宙は膨張している」理論からすると、
星が、どのくらいの速さで遠ざかっているかを見れば、その始まりがいつか、逆算できる。
今回は、比較的近い変光星を使って、距離を測定、800個のデータから、
地球から326万光年離れた場所では、秒速70kmで遠ざかっているとつきとめた。
それをそのまま逆算すれば、120億年という結果が出た。
しかし、宇宙は縮小しているなんて言う話もあるが、一定速度で膨張しているとは限らず、
ダークマター(暗黒星雲―光で見えないガスの塊)によって、膨張が遅くなっているという理論の式に当てはめると、
135億年と出るという。誤差は、±20億年くらい。
オーストラリアのラインウィーバー博士は、ハッブル望遠鏡だけでなく、マイクロ波の測定も含めて、
134億年(誤差は±16億年)と算出、これは、そのダークマターによる力も計算に入れてある。
あなたのパソコンで宇宙人探し!
「SETI@home」。家で出来る宇宙人探し。こんな夢のような話が現実に!?
スーパーコンピューターの代わりに、パソコンの機能が眠っている間に、
宇宙から来た電波を解析する…というもの。
インターネットにつなげて、300KBくらいのデータをダウンロードし、数日かけて
そのパソコン内で解析をし(スクリーンセーバーなどをしている時などに行なったりする)
解析が終わると、そのサーバーにまた送り返して、また新しいデータを取って来る…という仕組み。
世界最大のアレシボ宇宙電波観測所でキャッチした宇宙から来た電波に、何かメッセージが含まれていないか
みんなで解析しましょう!
その解析・ダウンロードなどをするソフトは、もちろんフリーで、5月13日に公開された。
現在、英語版のみで、Windows版・Macintosh版・UNIX版がある。
このページ(ここをクリック)に行ってみよう。
(約800KB)
みんなが見たい銀河を公開。
NASAのハッブル宇宙望遠鏡で見たい天体…をインターネットで募ったところ、
「NGC4650A」(右の写真)が選ばれたという。
その画像が、ハッブルによって、とても鮮明に地球に送られてきた。
この銀河は、1億3千万光年の距離にあり、銀河とリングが、直角になっている珍しいもの。
ボーっとしたのが楕円銀河で、その周りを、巨大なリングが取り囲んでいる。
二つの銀河が衝突して出来たのではないかと言われているが、まだわからない。
中心部は、年老いた星(オレンジ色)が多く、外側のリングは、青白い若い星が多いという。
公開天文台最大の口径150センチ!
国内での一般に公開される天文台としては最大の口径の150センチを誇る
「ぐんま天文台」が、
来る4月28日にファーストライトをおこない、翌29日から
仮オープンとなります。(野外の諸設備の整備で7月に正式にオープンの予定)
この望遠鏡は、反射式経緯台で、コンピューター制御で動かされる。
ドームの大きさは11m。小さいプラネタリウムと変わらない大きさである。
焦点:RC 光学系 各焦点は合成 F12.2、
観測波長:可視光線〜K band、メーカー:三菱電機株式会社。
台長は、元国立天文台の有名な古在由秀先生(星空を守る会会長)。
この「ぐんま天文台」がある高山村では、自治体として、岡山県美星町についで2番目の
光環境条例(光害防止条例)がすでに施行されている。
天文界から、音楽グループがメジャーデビュー!
星の歌は多いのに、本当の天文ファンがデビューするのはそうない。
そんななか、4月21日、「アクアマリン」という男女二人のグループがCDデビューをした。
「アクアマリン」は、昨年、原村星祭り(長野県)で結成され、各星祭りなどのイベントで
綺麗な歌声と宇宙をイメージしたキーボードの調和を聞かせてくれた。
また、ディレクTVのオーディション番組で98年最優秀賞をもらい、
今回、晴れてメジャーデビューを行うことになった。
デビュー曲となる「COSMOS」は、奥深い音の響きが、とても心を清らかにしてくれる。
そのCDは、今はやりのマキシシングル(12cmシングル)。
COSMOSのほかにも、オリジナル曲2曲とカラオケ1曲が入っている。
ジャケットは、冬の大三角が西に沈む様子。
アクアマリンは、発売日の4月21日に東京・恵比寿でライブを行っている。
その後、5月2日にも
愛知のイベントに出演するなど、出演は引っ張りだこ。
今後の活動に大いに期待しましょう。
→実際にアクアマリンを聞いてみよう!!
→ラジオなどにリクエストしてみよう!!
→アクアマリンのパンフレット(99.4)
→リンク・アクアマリンファンクラブのページ
月は、1ヶ月で出来た??
今まで、地球の月の誕生について、いろんな説が言われてきた。
そんな中、東京大大学院総合文化研究科の小久保さんらがシュミレーション計算により、
地球に火星ほどの小惑星が衝突して、その破片が飛び散り、それが1ヶ月ほどで固まって、
現在の月が出来たという説を発表した。
小久保さんらは、このシュミレーション計算専用のコンピューターGRAPEにより、
1万個のさまざまな大きさの岩石粒子が地球の周りを回りながら渦巻きをなし、
合体を繰り返し、月が出来て行く様子をシュミレーション。
質量や位置の分布を変えて50回ほど計算を行ったが、どれもだいたい同じ結果になったという。
また、出来た頃は、今の距離の16分の1ほどで、地球との潮汐力で、だんだん離れていったと
発表している。
月の生成については、いろんな説があるが、3月16日、NASAが月探査衛星により、
地球から飛び散った破片から月が出来たことが裏付けられたと発表しており、
このシュミレーションでの生成課程が、今後、定説になる可能性は高い。
99年2月23日に、木星・金星が大接近!
一番星・金星と二番星・木星が23日夕方に大接近した。
とても目立つ二つの星なので、見ると本当に明るい星がすぐ横に寄り添っているのがすぐわかり、
たくさんの人の目にとまっていた。木星と金星が大接近するのは24年ぶり。
また、3月3日頃には、下から順に「水星・木星・金星・土星」と4惑星がならぶのが見られた。
マスコミでも、だいぶアピールされていたので、見た人も多いのではないでしょうか。
99/2/16にオーストラリアで金環日食がありました。
Live!Eclipse'99で
オーストラリアのムルワから中継していました。
中継では、日本時間で15時3分からかけはじめ、16時29から30分に金環日食、
17時45分まで中継をしていました。
次に日食が起こるのは、今年8月11日に、ヨーロッパから西アジアで見られる皆既日食です。
これは、夏休みですし、パリや、ルクセンブルグ、ミュンヘン、グラーツ、ウィーン、ブカレストなどで
皆既、もしくはそれに近いものが見られますので、足を運んでみてはどうでしょうか。
画像=(C)LIVE! ECLIPSE Executive Committee
日本人宇宙飛行士が、3人増えました。以前に、募集していたものです。
1999年2月10日に選ばれた、古川さん・星出さん・角野さんは、864人の応募の中から
厳しい第3次選抜まで残り、宇宙飛行士に選ばれた。
古川さん(34)は東大医学部付属病院、星出さん(30)は宇宙開発事業団の開発担当、
角野さん(28)も宇宙開発事業団の開発担当の人…と、NASDAの人が2人居る…。
NASDAのページ
冥王星が、1999年2月9日午後8時で、一番最遠の惑星になりました。
1979年から、海王星より内側の軌道を冥王星は回っていましたが、
その、「土天冥海」から、20年ぶりにいわゆる「土天海冥」に戻ったのです。
今度、冥王星が内側に行くのは・・・200年以上後?とかですので、
まぁ、僕らが生きている間にはもうありません。
そんな貴重な日が9日だったのですが・・・。
冥王星が、半径1150kmと地球の6分の1くらいしかなく、とても小さいし、
軌道も少しずれているし、氷の塊といわれているので、
小惑星になるのでは??などといわれていましたが、
惑星のままとどまります。そういう発表がIAUでされました。
1/31-2/1は半影月食でした。
1999年1月31日23時過ぎから少しずつ暗くなり、1時17分に暗い最大のときで、
3時半過ぎに終了しました。
半影月食とは、部分月食のなりそこねのようなものですが、
普通なら、ちょっと暗くなるのが分かるくらいなのですが、
今回は、だいぶ暗くなりました。
右の写真で言う右下の部分が欠けているように見えるほどですね。
これでも、欠けているわけではないのです。
→半影月食について
ハワイのマウナケア山頂に建設していた国立天文台の望遠鏡「すばる」が、
だいたいの調整を終えて、観測へ向けての第一歩を踏み出した。(ファーストライト)
発表によると12月24日夜から、実際に望遠鏡に星像などを捕まえて、
調整を行ってきたそうです。シーイングがあまりよくなかったそうですが、
シーイングがいい日には素晴らしい映像が見れたそうで、かに星雲(M1)の中心のパルサー
(この星雲は、超新星爆発<星の最後>によってできたため、その中心には、とても重力のつよい
パルサーという、ものすごい速さで回転して光を放っている星があります)が
回転しているのを証明する点滅も見られたそうです。
あの宇宙に飛んでいるハッブル宇宙望遠鏡より遠くの宇宙が見れるというこの「すばる」。
日本のすばるが、天文学を、どれだけ発達させるか、見物です。
また、この
ファーストライトを記念した講演会が、衛星通信を用いて行われる。
2月13日と14日に、国立科学博物館を主会場とし、
国立天文台、札幌市青少年科学館、白瀬南極探検隊記念館、仙台市天文台、富山市科学文化センター、
加賀市中谷宇吉郎雪の科学館、名古屋市科学館、大阪市立科学館、兵庫県立西はりま天文台、沖縄県立博物館の
各会場で、その衛星通信を使い、イベントが行われます。
1月31日まで、向井千秋さんが帰国してます。
故郷の館林市などでの報告会もあったようです。
また、1月24日には、向井さんと一緒に乗り込んだ、最高年齢宇宙飛行士の
グレンさんも、来日します。
しかし、向井さんにTシャツとかもらった小渕さん(首相)は、嬉しそうでしたね。
宇宙の予算、よろしく・・・って感じですかね・・・!?
98年7月に打ち上げられた日本の惑星探査機「のぞみ」が、
98年12月21日に、地球を使ってスイングバイ(重力を使って軌道を変えること)
をして火星に向って進み出した。
火星を探査するもので、今年の10月に火星に到達する。
という予定だったのだが、軌道がずれてしまい、火星到達は、2003年末以降に
ずれ込んだという発表がなされた。
宇宙ステーションが組み立てられているこの時代、日本にとって火星はやっぱり遠かった!?
アメリカは、1月に火星に向けて探査機を送っており、ここでは、地表や地下1mで、
水の存在などを調査し、生命が存在するかを調べる予定だという。
1月5日の夜、しし座の1等星のレグルスが月に隠される現象が起こりました。
レグルスとは、しし座流星群ですっかりおなじみになった、「?」マークを逆にした
ししの大がまの下の一番明るい星のことです。
22時30分頃に光っている部分に潜入して、23時30分過ぎに、
影の部分から出てきました。
潜入は、明るく光っているところに入っていったので、望遠鏡で見ても
見にくい感じでしたが、
陰の方から出てくる出現は、いきなり月の光っている部分から離れたところから、
すーっと出てきました。
レグルスのような惑星ではない恒星は、望遠鏡で見ても、点でしか見えませんから、
出現は、一瞬の出来事のような感じでした。
次の明るい1等星が隠される「恒星食」は1月27日、おうし座の1等星アルデバランが隠されます。
りゅう座流星群(しぶんぎ座流星群)が、
1月3から4日に活動を活発化させました。
最近の年は、出現数が多く期待されていたのですが、今年は、満月直後という
最悪の条件のため、見た人は少ないと思います。
が、期待を裏切らず、三大流星群の名にはじらない活動を見せてくれました。
僕は、5:50〜6:05しか見れなかったのですが、雲も多く、見ていた部分は、
空の30%くらいだけだったのですが、それだけで13個をカウントできました。
また、思ったよりも明るく早い流星が多かった気がします。
停止流星も2個見られました。人工衛星も・・・。
詳しく観測した方がいらっしゃいましたら、今回の様子をぜひ教えてください。
ふたご座流星群が、98年12月12から14日に活動を活発化させました。
詳しいページはこちらをご覧ください。
宇宙ステーションの建設開始。
夢のような、宇宙ステーションの話が、現実に始まった。
ロシアが98年11月20日に、宇宙ステーションのまず一つ目を打ち上げ、
アメリカのスペースシャトルが、12月7日、打ち上げた機材を、ロシアのものにドッキングさせた。
いま、船外活動をしながら、いろんな作業を行っている。
最終的には2004年完成予定で、日本の実験室もある。
これで、月に行く日も遠くない!?
日本人女性初宇宙飛行士の向井千秋さんの2回目の宇宙飛行で、
日本時間98年10月30日午前4時19分に
NASAのスペースシャトル「ディスカバリー号」で打ちあがりました。
そして、9日間の任務を終えて地球に
日本時間11月8日午前2時4分、戻ってきました。
そして3時55分にやっと乗組員たちは、外に出てきました。
550kmの周回軌道を9日間、周回していました。
そのシャトルには、77歳の最高齢飛行士グレン氏(アメリカ上院議員)たちを含む7人が搭乗していました。
昔、アメリカ人としてはじめて地球を3周した宇宙飛行士だったのです。
(ちなみに、その時一緒に飛んだシェパードさんは、7月に亡くなったんですけどね・・・)
向井さんは、心臓外科医であり、高齢者における宇宙生活を調べる実験や自分の体を使った
体力実験も行いました。
無重力状態での植物の発育や動物の宇宙酔い実験も、ありました
いままでに、日本人で宇宙に行ったのは、秋山さん、毛利さん、向井さん、若田さん、土井さんです。
まぁ、今回の向井さんは2回目ですから、日本人で宇宙に行った人数は増えませんけどね。
また、今年の9月に、毛利さんも再び宇宙に行くことが決まりました!!
しし座流星群が、98年11月17から18日に活動を活発化させました。
詳しいページはこちらをご覧ください。
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