環境庁
ヘール・ボップ彗星
ライトダウンキャンペーン
平成9年4月1日〜6日
主催:環境庁、「星空の街・あおぞらの街」全国協議会、日本環境協会

じゃあ、パチンコ店ではどのように対応するのか、 以前に電話して聞いたことのある中から、一件かけてみた・・・

そのライトダウンの結果は・・・?

と、このように、個別に要求しました。 でも、もっとたくさんの方に、このキャンペーンを理解してもらいたいのです。 ということで、4月3日、中日新聞朝刊の北勢版(三重県北部)にこのキャンペーンの呼びかけの記事をかいてもらいました。 その記事は、上記の要求した事例を紹介し、 「ライトダウンで、街中でも肉眼で彗星のほうきの尾が見える。 ぜひ多くの店舗や企業に、協力を」というコメントが添えてある。
(記事の大きさ、縦14×横11センチ)

中日新聞に掲載された文章

しかーし、世の中そんなに甘くはなかった。
ライトダウンキャンペーン期間中(4月1日〜6日)、晴れたのは、4月1日だけだった・・・。
なぜライトダウンが必要か

「光害」と書いて「こうがい」と読む。
これは、地上のサーチライトなどの光りによって、いろいろな影響を受ける事である。
僕たち、天文のものとしては、「星空が見にくくなる」という害を受けるが、 実は、それだけでなく、生物や植物たち、生態系にも多大な影響を与える事が分かっている。
また、日本は、世界の中でも、一番無駄な光を空に放っている。 ひまわりが撮った、夜の世界地図では、日本列島が光の海でくっきりと浮き上がっているのだ。 そんな状態でこのまま未来へ向かっていくと、これから日本はどうなっていくのか、 無駄な電気のために、安全性に大きな問題のある原子力発電所をたくさん作ったり、 残り少なくなってきた石油を使い、火力発電所を動かさなければならなくなってくる。 結局、最後には、自分たちにつけが回ってくるだけである。 最近、原子力発電所反対の声が高いが、その前に、あまり電気を使わなければいい、と思わないのだろうか・・・ もちろん、僕も原子力発電所建設には、大反対ですが。
いろんな問題を引き起こす、この「光害」という公害、 ただ、僕らの団体としては、星空が見にくいということに重点を置き、 まずは回りから攻めていこうと、取り組むことになった。 そこで今回、環境庁が企画した「ライトダウンキャンペーン」に全面協力し、 ライトダウンの要求をするにいたった。


ヘールボップ彗星ライトダウンキャンペーンは終わってしまいましたが、 まだまだ彗星は観測可能です。 どうしてもこの光が気になる!というものが身の回りにありましたら、 ぜひ、この電子メールでご連絡ください。 その場合は、その施設名、住所・電話、またどのような感じで光が出ているのか、教えてください。 あなたに変わって、こちらでライトダウンの要求をします。 地域は限定しません。日本全国どこの施設でも、気になる光の発生元を教えてください!
光害については「わかばだい天文同好会」よりいろいろなアドバイスをいただいております。 ぜひ、光害についてのこのページをご覧下さい。よく分かると思います。
また、NTTのページも、とても分かりやすいです。
Go!→どっ天迷会のページでの「光害の取り組み」もう少し詳しく!