双眼鏡で見れるか!! "Lee彗星"

99年4月16日、オーストラリアのリーさんが星祭りに見つけられたこの彗星、 現在、どんどん北上し、日本で見られるようになりました。 現在でも、もう、尾が出ているのが、はっきりと観測されており、 ひさびさに見ごたえのある彗星となりそうです。 といっても、双眼鏡以上でないと、たぶん無理だと思いますが。
現在、7等星代であり、どんどん明るくなっていきます。 7月11日に、一番太陽に近づきます。 その時には、太陽に近く見えませんが、それまでは、夕方の西の空に、 それ以降は、明け方の東の空に見えることになります。 近日点通過時には、6.6等星になると予想されています。
ぜひ、この機会に、普通の星とは違う、とても綺麗な色をしたこの彗星というものを みてみましょう!

Lee彗星の位置予報

彗星の明るさ・位置・高度予想
月日等級位置沈む(上がる)時刻
5.207.5等級うみへび・いっかくじゅうの間(一番高度が高い)22:20沈む
5.257.5等級うみへび・いっかくじゅうの間22:20
6.17.4等級うみへびの頭22:00
6.107.2等級かに座β星近く21:40
6.207.0等級かに座プレセペ星団横21:10
7.16.7等級かに・ふたご座の間20:40
7.106.6等級ふたご座ポルックス横(近日点)20:00
7.206.8等級ふたご座カストル上4:20上る
8.17.1等級ふたご座カストル横3:00
8.107.6等級ふたごとぎょしゃ座の間1:40

Lee彗星データ  :   Lee.elm (ステラナビゲーター2.0以降用)
※右クリックをしファイルを、ステラナビゲーターのフォルダに保存してください。
天文ソフトとして有名な、「ステラナビゲーター(アストロアーツ社)」での このLee彗星のデータファイルをここからダウンロードできます。
これは、最新のIAUCなどからのデータを使って作成したものです。
ステラナビゲーターをお持ちの方は、これをダウンロードし、 この彗星データをソフト上で開き、いつごろに見えるのか、確認してみてください。
このデータは無料ですが、データミスがあったら・・・ごめんなさい。(^^;

関係ページへリンク

  • ASTRO ARTS(日本語)←投稿された、Lee彗星の写真も見られます
  • IAUC7183(5.28)(英語)彗星をサブミリ波で捕らえた
  • IAUC7166(5.13)(英語)Lee彗星の軌道数値
  • 国立天文台ニュース(4.22)(日本語)

  • 天体現象紹介